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「白鷺宝」、「玉しずく」、「茶ちゃ」。浦和の菓匠「花見」の人気の甘味三兄弟だ。 店は創業1912年(大正元年)の老舗で、染谷幸一社長は三代目。現在は浦和の本店を含め、都内、埼玉を中心に7店舗を展開。一日平均2万から3万個を製造、多い時では5万個を超える盛況ぶりだが、その急成長のターニングポイントとなったのは、飯田製作所のエンロバーとクーリングトンネルを導入した時だった。 「それまでは、チョココーティングも一個ずつ手作りで製造が追いつきません。みんな手や腰の痛みに耐えて夜遅くまで、それは大変でした」と染谷社長。しかし、2台の導入後は、生産時間の短縮はもちろん、製造現場の雰囲気も一変。以前なら無理だった量の注文にも「はい、わかりました!」と、職人さんの明るい返事が返ってくるようになった。「導入のなによりの成果です」と染谷社長は目を細める。 一昨年には、飯田製作所の三本棒攪拌機と電熱式乾燥機を新たに導入。すっかり飯田のファンになったというのは、和菓子作り30年の風間幸好さん。故障が少なく、またアフターケアの充実ぶりにも感心しきりだ。「やはり人あっての機械ですね」と顔を見合わせる染谷社長と風間さん。その笑顔からは、なにやら新しい菓子の誕生を予感させられるようである。
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![]() 開店とともに、間口2間ほどの小さな和菓子屋のドアはひっきりなしに開閉をくり返す。お客様のお目当ては、白鷺の卵をかたどった「白鷺宝(はくろほう)」、朝露の雫のような「玉しずく」、そして二層の抹茶の香がつまった「茶ちゃ」。まろやかな甘さと深い味わいが評判だ。
■埼玉県さいたま市浦和区高砂1-6-10 ![]() |